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書籍コード:
08

障がい児保育の基礎

著者名   柴崎正行 編著
東智子・亀﨑美沙子・河合優子・副島里美・ 細川かおり・松田好子・宮﨑豊  
発行年月日 2014-04-30  
判型/頁数 B5/192P(本文2色刷)  
ISBN   978-4-907270-08-7  
定価(税込):
1,980
(本体価格:
1,800 円)
関連カテゴリ:
テキスト > 一般
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内容紹介

インクルーシブによる保育を求めて



 近年、日本の保育をめぐる状況は、地域の小学校や保育施設に障がいのある子どもを含めて多様な子どもたちが在籍するようになり、みんなで共に暮らし学んでいく仕組みをつくっていくという「インクルーシブによる保育」をめざす方向へと変わりつつあります。
 こうした社会の変化や子どもの多様性に、保育者はどう対応していけばよいのでしょうか。そのためには、障がいをめぐる社会や制度、多様化する障がいに対する知識、そして子どもへの支援体制づくりの基本をしっかりと学んでおくことが大切です。
 本書では、障がいを有する子どもたちの保育について初めて学ぶ人たちが、障がいの理解の仕方、障がいの原因や理解の方法、さらには療育や保育のあり方、障がいの歴史や制度も含めて、幅広く基礎となる事柄を学べるように配慮し編集しています。保育者養成校のテキストとして、現場の保育者の方々の基礎知識の本として本書を活用していただければ幸いです。

目 次

第1章 障がいを理解する
 §1「ショウガイ」をめぐる3つの表記/ §2 障がいとは何か/
 §3 病気・健康・最善の利益との関連性/ §4 “その子の障がい”を理解するとは/
 §5 子どもの「困り感」に対する理解/ §6 障がいとそこから派生するさまざまな問題
第2章 障がいの原因と発見
 §1 胎児期/ §2 出生時/ §3 乳幼児期/ §4 学童期
第3章 障がい児の家族の心理
 §1 障がい児の親子の心理について/ §2 障がい児の家族の心理について/
 §3 障がい児の親を支えていくために
第4章 障がい児の通う療育・保育機関とかかわる人々
 §1 障がい児支援制度の成り立ち/
 §2 乳幼児期の障がい児を支援する施設・機関/
 §3 病院や保健福祉事務所(保健所)/
 §4 児童発達支援センター等/ §5 保育所・幼稚園・こども園/
 §6 特別支援学校幼稚部/ §7 その他の相談機関・療育機関/
 §8 障がい児保育を担う人々
第5章 障がい児保育の内容
 §1 生活習慣の形成/ §2 身近な保育者との関係性を形成する/
 §3 友達関係の形成/ §4 クラス活動や園行事への参加/
 §5 成長の記録と小学校への接続
第6章 障がい児保育の方法
 §1 関係形成/ §2 心の拠りどころ/ §3 遊び/ §4 一人ひとりの学び方の保障/
 §5 園内の支援体制/ §6 地域専門機関とのネットワーク
第7章 障がい児保育の基本と取り組み方
 §1 障がい名ではなくその子の姿から見ていくこと/
 §2 その子らしさを発揮しながら関係性を育てていくこと/
 §3 クラスの中でその子の存在を高めていくこと/
 §4 関係者と連携しながら保育を進めていくこと/
 §5 記録から成長を共有し、明日の保育につなげていくこと/
 §6 障がいをもちながらの人生を見通していくこと
第8章 障がい児保育の実際
 §1 身体に障がいがある子どもの事例/ §2 発達に遅れがある子どもの事例/
 §3 言葉に遅れがある子どもの事例/ §4 関係性に困難がある子どもの事例/
 §5 行動に困難がある子どもの事例/ §6 集団活動に困難がある子どもの事例/
 §7 自己をコントロールすることに困難がある子どもの事例
第9章 障がい児保育の歴史
 §1 明治期までの障がい児の待遇と幼稚園の創設/
 §2 特殊教育の成立と優生学的な考えの導入/
 §3 乳幼児の発達健診と早期治療/
 §4 保育所・幼稚園での受け入れのはじまりと広がり/
 §5 統合保育の広がりと障がい児保育事業の展開/
 §6 ノーマリゼーションを求めて

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